“自分らしさ”を求める家族のために――5ドアの「Audi A1 Sportback」(2/2 ページ)
アウディはプレミアムコンパクトハッチバック「A1」に5ドア、5人乗りの新モデルを投入。都市に住む、自分の生活にこだわりを持つニューファミリー層を狙う。
A1は、約8割が他社ブランドからの乗り換え
1.4リッター直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンと7速デュアルクラッチミッションを搭載。エンジンの最高出力は90キロワット(122馬力)/5000rpm、最大トルクは200ニュートンメートル/1500〜4000rpm。スタートストップシステム(アイドリングストップ機構)とエネルギー回生システムを搭載し、燃費はリッター17.8キロ(JC08モード)だ。
ボディサイズは3970×1745×1440ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2465ミリ、車両重量は1220キロ。A1と比べると、全長やホイールベースは同一だが、全幅が5ミリ広くなった。
また、Bピラーを約23センチ前傾し、ルーフを80ミリ以上延長して、リアシートの頭上スペースを広くしている。フロントドアの長さも240ミリ短くなり、狭い場所での乗降性を改善している。荷室容量は270リットルで、リアシートを折りたたむと920リットルまで増加する。
2011年1月に発売したA1は、国内で4200台(全世界で10万9000台)を売り上げた。そのうち、約8割(国内77%、全世界79%)が他社ブランドからの乗り換えだったといい、「なぜA1を投入するのかという目的、すなわち販売増、新規セグメント顧客の開拓、若者の取り込みに成功した」(大喜多社長)。
同社では、今後ますます都市化が進み、ダウンサイズトレンドが拡大するものと予測。2016年ごろには、A1とA1 Sportbackの合計が2万5000台規模のマーケットになると予想する。「都市化による過密化が進めば、プレミアムコンパクトカーの市場は2倍になるだろう。また、若い世帯だけでなく、子どもが独立した世帯でも大きなワンボックスカーからの買い替え需要が見込まれる。エコと安全性は最低限でもクリアしたうえで、プレミアムカーとしてユーザー自身の感性に合わせられるクルマを提案する」(大喜多社長)
子育てママも「かっこいいクルマ」が好き
A1 Sportbackの発表会には、ともに2歳の男児を育てる母親として、フリーアナウンサーの内田恭子さんと女優の瀬戸朝香さんが登場。クルマに求めるこだわりを披露した。
瀬戸 運転は大好きです。昔から気分転換にドライブにでかけています。実家の名古屋まで運転して帰ることもあって、程よい距離ですよね。
内田 社会人になってから運転免許証を取りましたが、ほぼ毎日運転しています。子どもの送り迎えや、仕事の現場などに行っています。
司会 クルマに対するこだわりのポイントはどのようなものでしょうか?
内田 初めてのころから変わっていないのですが、かっこいいクルマが好きです。そういうクルマを運転していると気持ちよくなります。コンパクトカーはかわいらしいイメージが強くなりますが、Audi A1はスマートというか、かっこいいですよね。
瀬戸 見た目ももちろんですが、安全性も考えます。Audi A1はしっかりしていそうで、いいですね。
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