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CX-5、大柄なボディに似合わぬワインディング走行での安心感試乗インプレッション(1/4 ページ)

ガソリンエンジンを搭載した「CX-5 20S」を、高速道路、一般道、ワインディングで試乗した。その乗り味をレポートしてみたい。

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 2012年2月、マツダの新しいSUVモデル「CX-5」が登場した。CX-5は、マツダが次世代モデルの中核技術として位置付ける「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した、初めての車種だ。

CX-5
マツダ CX-5のガソリンモデル「20S」

 クリーンディーゼルエンジンを搭載したことでも話題のCX-5だが、ガソリンエンジンモデルも用意している。デミオとアクセラで熟成が進んだSKYACTIVエンジン技術が惜しみなく投入されているだけに、こちらも見逃せない。

 今回、ガソリンエンジンにFFのパワートレインを組み合わせたモデル「CX-5 20S」を、丸2日間に渡り試乗する機会に恵まれたので、その乗り味をレポートしてみたいと思う。

初の「フルSKYACTIVE」モデルとなった新CX-5

CX-5
ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」

 SKYACTIV TECHNOLOGYは、デミオSKYACTIVに搭載したガソリンエンジン「SKYACTIV-G」から少しずつ採用されていった。デミオに搭載したエンジンは「一般車では使いものにならないだろう」といわれていた「14.0」という高圧縮比を実現し、リッター30キロ(10.15モード燃費)というハイブリッドカー並みの低燃費を内燃機関だけで達成したことで大きな衝撃を与えた。

 次に登場したのが、6速ATミッション「SKYACTIV-DRIVE」。2011年9月にマイナーチェンジしたアクセラに搭載したこの新トランスミッションは、基本機構はオーソドックスなトルコン式ATでありながら、ロックアップ領域を大幅に拡大し、ダイレクトな動力伝達と低燃費の実現を狙った。

 残りはボディとシャシーだ。マツダでは「高剛性化」と「軽量化」、「衝突安全性の向上」を高いレベルで両立させた「SKYACTIV-BODY」、ロードスター並みの「人馬一体感」を実現する「SKYACTIV-CHASSIS」の開発を進めていたが、晴れてCX-5に投入。エンジンからミッション、ボディ、シャシーに至るまで、すべてのコンポーネントがSKYACTIV TECHNOLOGY仕様となったのである。

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