2015年7月27日以前の記事
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タフなG-SHOCKの“大敵”は? 山形カシオに潜入した仕事をしたら“静電気とゴミ”がなくなった(5/7 ページ)

カシオの時計はどこでつくられているのかご存じだろうか。答えは山形、タイ、中国。中でも山形カシオは、高級モデルを製造する“マザー工場”だ。7月に発売されたG-SHOCKの「GW-A1000」はどのように生産されているのか。その秘密を探るために、山形カシオに潜入した。

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熟練工が調整

土肥:針がつくと、時計らしくなってきましたね。

後藤:横にCCDカメラを設置して、3つの針の高さを調整しなければいけません。針と針の間の隙間の部分はとても狭いので、熟練工が調整しています。

写真は針の高さ調整。針の高さの間隔は約0.3ミリと狭いため、慎重に独自の工具を使用している。針にソリがないこと、平行であることを確認することが検査のポイントとなる

 こちらのモニター画面では針の動きが映し出されています。複数の針の位置がちゃんと合っているのかどうか、を機械の目が自動判定してくれるんですよ。

土肥:カシオの時計といえば「エレクトロニクスの技術力が高い」といったイメージがありますが、こうした作業を見てみると、昔ながらの時計屋さんを見ている感じがしますね。

写真は針の精度を検査しているところ。針の位置が正しいポジションに取り付けられているかどうかを確認している

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