G-SHOCK MUDMAN、アフリカのサバンナで実力を試す:試用インプレッション(1/3 ページ)
20年ほど前からアフリカの野生動物や自然を撮影してきた筆者。「G-SHOCKが本当にタフなのか検証してくれ」との依頼で、2カ月間、撮影旅行のお伴とする。
20年ほど前からアフリカの野生動物や自然を撮影してきた筆者は、2012年も7月半ばから2カ月半の予定で南部アフリカを訪れている。はじめの2週間は、南アフリカのクルーガー国立公園とボツワナのマシャトゥ動物保護区で撮影を行った。
今回、旅のお伴に使用しているのがカシオのG-SHOCK MUDMAN(GW-9300)だ。担当編集者に「また、アフリカに撮影旅行に出かける機会があれば、あちらの過酷な環境でG-SHOCKが本当にタフなのかどうか検証してくれ」と頼まれたのである。
防泥・防塵性の高さをうたうMUDMANだ。今回はサバンナでの使用感を伝えたい。次回は砂漠地帯でのようすを記すつもりだ。
とにかく頑丈に作られたG-SHOCK MUDMAN
MUDMANの最大の特徴は何と言ってもそのタフネスにある。随所に耐久性向上への配慮がなされており、過酷な環境でも安心して使用できる腕時計といえる。また、耐衝撃性はもちろんのこと、防泥・防塵性に優れた新マッドレジスト構造を採用しているため、ボタン周りなどから細かい塵や泥が入り込む心配がない。砂埃の舞うアフリカのサバンナではこれは大変ありがたい。
炭素繊維を使用したカーボンファイバーインサートバンドは、通常の樹脂バンドのように破断する心配もない。バンドというものは、毎回、同じ位置で絞めるので、その部分から疲労や摩耗が生じて切れてしまうことが多い。ましてアフリカのサバンナでは降り注ぐ紫外線も強烈だ。ゴムやプラスチックの劣化は一層激しい。
頑丈さとは別の話となるが、このGW-9300はソーラー充電システム「タフソーラー」を搭載したモデルだ。太陽が日々降り注ぐこの地では充電レベルは常にH(高)である。オートバックライトや後述する各種センサーをどれだけ使おうと、バッテリー切れを心配することはない。アフリカでの撮影にはもってこいだ。
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