恋みくじの結果は？ 地元の人に愛されるヤギを見てきた：ハチロクに乗って、12時間・500キロの旅（後編）（7/7 ページ）

“うどん県”に行って、地元の人にオススメのスポットを聞く――。そんな使命（？）を受け、とある女性と一緒に現地へ。前編では、地元の人に親しまれている「コロッケ」を紹介されたが、後編ではどこへ行くことになったのだろうか。

[土肥義則，Business Media 誠]

そして、T嬢は東京へ

　20時を少し回ったところで、大阪に到着した。朝8時に出発して、12時間かけてのドライブ。走行距離は約500キロだった。1日でこれだけの距離を運転したので、さすがに疲れが出たのだろう。ハチロクを返却して、道を歩いていると膝がカクカクと笑っていた。

　「ドイさん、お疲れさまでした。ワタシはこれから新大阪へ行きますね」

――あれ？　実家は宝塚市だったよね。ひょ、ひょっとして東京？

　「はい。明日、引越しするんですが、まだ荷造りが終わってなくて。最終の新幹線に乗れば、家に着くのは深夜の1時すぎかな」

――そ、それから荷造りって……。君の体力は無限大か？

　「さ、新幹線の中ではナニを食べようかな？　駅弁、駅弁、駅弁……」

　「駅弁」を連呼して、T嬢は駅の方へ向かって消えていった。彼女の移動距離は1000キロを超える。そして総カロリーは……これを書けば確実に怒られるので、ここらで終わりとしよう。

12時間かけてのドライブ。走行距離は500キロだった