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JINS PCを世に問うた社長が目指す、メガネの常識を変えるイノベーションとは?(4/6 ページ)

ブルーライトをカットするという機能性メガネ「JINS PC」は発売から1年弱で90万本を売り上げた。「メガネが不要な人にメガネを売る」――JINSの田中仁社長にインタビュー。

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JINSが世界のメガネの常識をひっくり返す

――田中社長は常に「メガネ業界にイノベーションを起こす」とおっしゃられています。例えば、2010年の長期ビジョンの発表会では、JINS PCと並んで「脳トレ」で有名な川島隆太教授とも一緒に何かやっているのだとか……。これが次のイノベーションでしょうか?

田中 それについては、まだいえません(笑)。いつ出るともいえないのですが、当社は常に「メガネをイノベーションしていく」と考えています。

 メガネの歴史を振り返ってみると、1280年〜1300年ごろにイタリアで誕生して、フランシスコ・ザビエルが日本に伝えたといわれていますが、現代になってもまったく変わっていない。

 「メガネはメガネ、変わりようがないじゃないか」といわれるかもしれませんが、これを変えることが新しい時代の幕開けになるんじゃないかと思っています。JINSが世界に先駆けて何かやってみたいと思っています。

 イノベーションが何かというのはいえませんが、「メガネをPCデバイスにする」ということは現実的にどうなのかなと思っています。ウエアラブルデバイスも悪いとはいいませんが、それは目と脳に物理的に近いということですから、ブルーライト同様、これもまたどんなリスクがあるか分からないですよね。

 そうではなくて「JINSだからこそできること」をやってみたい。おそらくまったく想像できないと思いますけれども、いくつかのネタは頭の中にあります。そしてこのアイデアが世の中に出るのは、「これが多くの人のライフスタイルを変えるものなのか、喜ばれるものなのか」が満たされたときです。

――1つではなく「いくつか」のネタがあるのですね?

田中 そうです。その中の1つは未知の領域ですよ。メガネの歴史を変えます。これを出すことで、オセロの駒がひっくり返っていくように世界のメガネを全部ひっくり返します。

――JINS PCはライフスタイルを変えたメガネの1つだと思いますが、同じレベルのものを期待していいのですか?

田中 いや、JINS PCよりももっと大きなインパクトを与えます。将棋でいうと、JINS PCは「歩」だと思ってます。これから「金銀飛車角」をどんどん出していきたいな、と。

――JINS PCは「と金」にもなっていない?

田中 まだまだですね。ちょいちょい攻めている状態です。と金になるのはキャズムを超えてからでしょうね。

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