蒸留所の雰囲気で「ジャック ダニエル」はいかが――日本初のオフィシャルバー:週末散歩
「ジャック ダニエル」ファンにはたまらないバーが、東京銀座にオープンする。「ウイスキーはちょっと苦手」という人も大丈夫。炭酸割りやカクテルなどさまざまな飲み方を楽しむことができるので、この週末にちょっと足を運んでみてはいかがだろうか。
好きなお酒は「ジャック ダニエル」――。そんな人にオススメのバーが、東京銀座にオープンする。
お店の名前は「ジャック ダニエル リンチバーグ バレルハウス」。ここは日本初のオフィシャルバーで、ジャック ダニエルの味を楽しみながら製法や歴史にも触れることができる。期間は1月24日から3月22日まで。
「ジャック ダニエル? モノは見たことがあるけど、飲んだことはないなあ」という人に、ここで簡単に説明しておこう。ジャック ダニエルは1866年、テネシー州リンチバーグで、米国第1号の蒸留所として政府に登録され、以来、独自の製法を守り抜いている。サトウカエデの木炭で原酒を一滴一滴ろ過する「チョコール・メローイング」製法で、ウイスキーを作り続けてきた。
店内は蒸留所の貯蔵庫を模したデザインになっていて、ブランドカラーのブラッグを基調にしている。壁面には製法を表示したり、サトウカエデを展示するなどして、蒸留所の雰囲気を擬似体験できるようにした。ブラウン・フォーマン ビバレッジス ジャパンの坂本太郎支社長は「米国やオーストラリアでは大型トレーラーの中に“擬似リンチバーグ”を造って、ファンのところにジャック ダニエルを届けている。日本は銀座という地で商品の世界観を味わってもらえれば」と話した。
お店では主力商品「ジャック ダニエル ブラック」に加え、「ジェントルマン ジャック」「ジャック ダニエル シングルバレル」を飲み比べたり、それぞれをストレートやロック、炭酸割り、カクテルなどさまざまな飲み方を楽しむことができる。シングルバレルについては、醸造責任者のジェフ・アーネット氏が選んだもので、「これはクリーミーな舌触りで、甘みとコクのバランスが取れている。初めてウイスキーを飲む人、長年にわたってウイスキーを楽しまれてきた人――両方に楽しんでいただければと思って、この樽を選んだ」(アーネット氏)
とはいえ「ウイスキーはちょっと苦手……」という人もいるだろう。そんな人に、記者はこのお酒をオススメしたい。それは「リンチバーク レモネード」。ウイスキー独特の香りやアルコールの強さをあまり感じないので、抵抗なくお酒を楽しめるだろう。
この週末に足を運ぶもよし。仕事が終わってから、ちょっと一杯もよし。たまにはオトナのお酒を味わってみてはいかがだろうか。
店名「ジャック ダニエル リンチバーグ バレルハウス」
場所:東京都中央区銀座2-6-3
電話:0120-035-573
営業時間:平日17時〜22時、土曜13時〜22時、日曜13時〜21時。
予約:不可
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