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キリンフリーをリニューアル――250ミリリットル缶も発売
キリンビールは3月13日に、ビールテイストのノンアルコール飲料「キリンフリー」の中味とパッケージをリニューアルする。
キリンビールは3月13日に、2009年から発売しているビールテイストのノンアルコール飲料「キリンフリー」の中味とパッケージをリニューアルする。発売するのは従来の350ミリリットル缶、500ミリリットル缶、小びんに加え、新たに250ミリリットル缶を追加する。
新しくなった「キリンフリー」は、仕込み段階で麦汁の製造工程をイチから見直すとともに、ホップの品種を変更。また添加のタイミングを麦汁煮沸前に切り替えることによって、「ビールらしい苦味と麦の香りが生きた味覚を実現した」(キリンビール)という。パッケージは現行のデザインをベースに、オーバル(楕円)を大きくした。
商品開発に携わったマーケティング部の妻鳥奈津子さんに、キリンフリーのこだわりポイントを聞いたところ「甘み、酸味、苦味のバランスを大事にした。ビールらしさを保ちつつ、より心地よい味わいに進化していて、すっきりとした飲み口や麦の香り、のどこしの爽快感を楽しめるのではないか」とコメント。
また開発にあたって苦労した点を尋ねると「ビールの風味の中には麦芽を酵母で発酵させることによりできあがっているものが多いが、発酵させるとアルコールが生じてしまうので、アルコール0.00%のキリンフリーでは、発酵工程を経ずに味を設計している。なので新しいキリンフリーでの開発ではボディ感や麦の香り、飲みごたえのある爽快な飲み口を生み出すのに苦労した」という。
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