「ボルボ」のイメージが変わる、北欧デザインを楽しむ軽快クロスオーバー:「V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic」テストドライブ(2/5 ページ)
2013年2月の日本導入以来、輸入車ではドイツ4強に次ぐ位置まで人気を高めているボルボ・V40シリーズ。そんなV40の特別モデル「V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic」はどんなできか。さっそく試乗してみよう。
スカンジナビアンデザインが心地よく香る、人気シリーズV40の特別モデル
V40 CROSS COUNTRY T4 Nordic(以下、T4 Nordic)は、既存の「V40 CROSS COUTRY T5 AWD」と同様に、V40をベースに車高を30ミリ高め、専用のエクステリアとインテリアが与えられた小型クロスオーバースタイルのモデルだ。
エクステリアは、グラファイトカラーの樹脂パーツがフロントノーズからサイドシル、リヤバンパーまでぐるりと覆う。取り回しがしやすそうな国産コンパクトカーと同等クラスの車体サイズに加え、わずかに車高を上げることでクロスオーバーモデルであることを十分に意識できるデザインだ。同等クラスの国産車種にはみられない、北欧ブランドならではのゆるやかな雰囲気もしっかり感じられる。かつてボルボといえばこんな形──と想像するあのごつい箱形デザインも好きだが、現代のボルボが示す「自然を愛し、自然と共生する、スカンジナビアのライフスタイルを──」のテーマを体現する、より洗練されたイメージも心地よい。
フロントグリルはV40の横線基調からハニカムメッシュ形状に変え、それを縁取るグリルフレームも太くした。こちらはかつての名車「ボルボ・P1800シリーズ」(1800ES/1960年製造開始)の雰囲気を取り入れたという。力強くも優雅なデザインに仕立てたのが心憎い演出である。
インテリアも、やはりスカンジナビアンデザインの機能性と上質さがふわりと感じられる。まず、シートはV40 SE(特別仕様の上位モデル)と同じ「T-Tec」素材を使ったチャコールカラーのテキスタイルシートを採用する。T-Tecはウェットスーツの素材として開発された耐久性と伸縮性、滑りにくさを特徴とする素材だ。クルマのシートは本革=高級志向かもしれないが、Cセグメントの本シリーズでの普段使いを意識するとそこまで気負うこともない。座面は滑りにくく、身体をしっかりサポート、手触りもサラサラで、デザイン性も上々。試乗は初夏の短期間だったが、夏期、冬季も含めた普段の生活スタイルを想像すると、T-Tecシートの使い勝手は年間を通してかなりよさそうだ。
インテリアはブラック基調の落ち着いたトーンだ。裏側にも物入れスペースがある。「フリーフローティングセンタースタック」と呼ぶセンターコンソールは、T5 AWDと共通の「カッパードーンアルミニウム・パネル」を採用する続いて「フリーフローティングセンタースタック」と呼ぶセンターコンソールに目が行く。なるほど国産・他国ブランドともに類似しない、ここにもスカンジナビアンデザインがある。T4 Nordicは専用となる銅色のカッパードアルミニウムパネルが張られ、4つのホイールボタンと中央の集中ボタンで、空調やオーディオ、ナビゲーションなどを操作できる。もちろん機能としては他車と大きく変わりはないが、特に空調のための人間型のアイコンボタンが何気なくもほっこりと気持ちを穏やかにさせてくれる。
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