古風な顔で原点回帰 スズキ「新型アルト」登場:スタイリッシュで低燃費
1979年の発売以来、使い勝手の良さから多くの女性ユーザーを獲得してきたスズキの「アルト」がフルモデルチェンジ。徹底した軽量化と低燃費を実現し、安全性にもこだわった。
登場から35年、取り回しの良さと高い経済性から女性を中心に支持されてきたスズキの軽自動車「アルト」に8代目の新型が登場した。
新型アルトは、スズキ軽自動車の原点を感じさせるシンプルで直線的なデザインとともに、先代モデル比で約60キログラム軽量化した新型プラットフォームを採用した。低燃費や実用性の向上を目的に、エンジン、足回り、シートに至るまで徹底した軽量化を実施。4人乗り軽自動車で最軽量とする重量610キログラムを実現した。
このほか、追突時の衝撃を効率よく吸収・分散する軽量衝撃吸収ボディ、レーダーブレーキサポート機能(全車標準)、スリップや横滑りを抑えるESP機能(商用車グレードを除く全車種標準)、坂道で車両の後退を抑制する機能など、最新の安全性向上の技術によって実用車として重要な安全性や実用性を高めた。
新型のR06A型エンジン、トランスミッション系の改良により、燃費性能もガソリン車としてトップクラスとなる37キロ/L(2WD CVT車)を実現する。
外観は車高を低く抑え、フロントからリヤまで流れるルーフライン、ヘッドランプ周りのメガネ風/古風が逆に新しいと感じられるデザインにこだわった。車体カラーも全12色と豊富に用意する。内装はインストルメントパネルを横に広くデザインし、さらなる広さを演出。ロングホイールベース化によって、室内長は約1350ミリ、幅も約1200ミリとなる広い室内を確保した。
ラインアップは普通乗用の6モデルと、商用1モデル(アルトバン VP)。価格は普通乗用が84万7800円から。
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