コラム
本当? 糖尿病予防にチョコレートが効果的:食べ過ぎに注意(1/2 ページ)
バレンタイン前に、チョコレートを食べたいなあと思っている人もいるのでは。チョコレートは糖分も脂肪分も多いので「体に悪いのでは!?」と思い込んでいるかもしれませんが、意外な効果があることが分かってきました。それは……。
甘〜くって、とってもおいしいチョコレート。この時期、男女ともにチョコレートが食べたくなっちゃいますよね。一方、チョコレートは糖分も脂肪分も多いことで有名なので、健康への影響は少し気になるところです。
そんな悩ましいチョコレートですが、意外なことに今回、チョコレートを食べる人は、まったく食べない人よりも糖尿病になるリスクが低い、ということが分かったのです。東京医科大学とハーバード大学の研究チームは、2014年11月26日、栄養学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌オンライン版でこの調査について報告しました。
板チョコを週に1枚食べると、糖尿病のリスクが17%も減少!
研究グループは、米国の健康な男性の1万8000人以上のデータを分析し、チョコレートと糖尿病発症についての関係を調べました。
その結果、チョコレートを全く食べない人と比較したとき、チョコレートを多く食べている人は、糖尿病のリスクが低くなっていることが分かったのです。具体的には、板チョコ換算で【月に半分〜1枚半、週に板チョコ半分、週に板チョコ1枚】の人々では、それぞれ糖尿病リスクが【7%減、14%減、17%減】となったのです。
関連記事
- 街から医者が消える? 東大の研究所が明かす、“医療の不都合な真実”
考えたくはないが、今は健康で働き盛りの人でもいずれはガンや心筋梗塞などにかかるだろう。ある日突然、具合が悪くなって近くの病院に担ぎ込まれても、そこに医師はいない。そんな恐ろしい未来を、東京大学の研究機関が“予言”している。 - 「たばこ病」ってなに? 喫煙者に言ってはいけない5つのこと
慢性閉塞性肺疾患(COPD)を知っていますか? 主に喫煙が原因で、肺や気管支が炎症を起こしてしまう、いわゆる「たばこ病」。COPDにならないために最も効果的なのは「禁煙」だが、喫煙者に言ってはいけないことがあります。それは……。 - 男性はいずれいなくなる? 男性の遺伝子が大量消失しているという「謎」
男性限定の遺伝子(Y染色体)の数が急激に減っていることをご存じでしょうか。「男性は滅亡し人類は滅亡する」といった声もありますが、そんな男性滅亡論に反論する研究が報告されました。それによると……。 - 原料のカカオに何が起きているのか チョコレートが消滅する日
近い将来、チョコレートが消滅するかもしれない――。こんなことを言われても「スーパーやコンビニに行けば、たくさんの商品が並んでいるよ」と思われる人も多いはず。しかし、チョコレートの原料・カカオの生産量が不足しているのだ。
関連リンク
Copyright© DeNA Life Science, Inc. All Rights Reserved.