1万円切るハンディスキャナ、Wi-Fi経由でスマホ対応
テックは、無線LAN搭載のPCやスマートフォン、タブレットからWi-Fi経由でデータを閲覧できるハンディスキャナを発表した。実勢価格は9980円で、10月22日に発売を予定している。
テックは10月4日、無線LAN対応のハンディスキャナ「hidescanPro(ヒデスキャンプロ)」を発表した。発売は10月下旬を予定しており、同社によると「10月22日前後」の見込みだ。実勢価格は9980円。
本体サイズは250×30×30ミリ(幅×高さ×奥行き)、重さ約210グラム(電池含む)。単三形アルカリ乾電池2本で駆動する。
スキャンしたデータは、本体に付属のmicroSDカードに保存する。そのデータに、無線LAN対応のPCやiOS、Android搭載のスマートフォン、タブレットからブラウザ経由でアクセスする仕組みだ。PCの対応OSは、Windows XP/Vista/7、MacOS 10.4以上。対応無線LANは、IEEE 802.11b/g/n。
解像度は、高(900dpi)、中(600dpi)、低(300dpi)の3モードから切り替えが可能で、初期起動時の設定は低。スキャン速度は、A4用紙を1枚スキャンする場合で高モードがカラー12秒/モノクロ10秒。中モードがカラー8秒/モノクロ6秒。低モードがカラー3秒/モノクロ2秒となっている。
保存形式は、JPGまたはPDF。保存枚数の目安は、2GバイトのmicroSDカードの場合で、カラー900dpiのスキャンデータが370枚保存できる計算だ。
なおiOSのみ、スキャンデータを保管、閲覧できる専用アプリを提供している。ブラウザ経由でアクセスする場合と比べてスムーズにスキャンデータを閲覧できるという。
付属品として、PCと接続用のUSB2.0ケーブルも付属する。さらに初期出荷分には、ウイルス対策ソフト「カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ」のダウンロードコードも付く。
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