「リング」「らせん」など手がけた映画製作会社・オズが破産へ

» 2015年09月14日 15時05分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、「リング」「らせん」などを手がけた映画製作会社のオズ(東京都江東区)が9月9日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。最近は大きなヒット作に恵まれず、資金繰りが悪化していたという。

 「帝都物語」でエグゼクティブプロデューサーを務めた一瀬隆重氏が1989年に設立。98年公開のホラー作品「リング」「らせん」が大ヒットしたほか、「仄暗い水の底から」「呪怨」シリーズなどジャパニーズホラー作品を手がけ、2004年9月期には年間約8億4900万円の収入があったという。

 その後はヒット作に恵まれず、資金繰りの悪化で支払いが遅れる中、12年7月ごろには法的整理の意向を示し、事業停止状態になっていたという。帝国データバンクは「負債は調査中」としている。

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