シャープが下方修正 4〜9月期は260億円の営業赤字に

» 2015年10月26日 17時15分 公開
[ITmedia]

 シャープは10月26日、2015年4〜9月期の連結業績予想を下方修正し、当初100億円の黒字を見込んでいた営業損益が260億円の赤字になる見通しだと発表した。最終損益も840億円の赤字を見込む。

 売上高は前回予想から300億円元の1兆2700億円にとどまる見通し。中国市場向けのスマートフォン用中小型液晶パネルで、販売減に加え競争激化で価格が下落するのが主な理由。

 2016年3月期通期の予想も下方修正。営業利益は従来の800億円から100億円に引き下げるが、黒字は確保するとした。経常利益、最終損益は「現在推進あるいは検討中の構造改革が具現化し、合理的な算定が可能となった時点で公表する予定」としている。

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