鍋といえばナニ? 地域別「鍋」ランキングデータからみるお買い物リアル(1/2 ページ)

» 2016年02月05日 07時00分 公開

データからみるお買い物リアル:

 マーケティングアプリケーションズで購買データを扱う部署にいる「ひな」です。マーケティング界隈では、実購買データを使ったマーケティング戦略立案について盛んに議論されています。実購買データというと、なんだか難しそうな響きがしますが、「日々のお買い物の情報」と考えていただければ。誰が・いつ・どこで・どのくらいの量を・いくらで買ったのかを「大きなデータ」として蓄積し、実際の購買行動がどうなっているのかの分析を行います。

 本連載では、当社で運用しているレシートがお小遣いに換わる! トクするアプリ「レシトク」で収集している「お買いもの情報」を使って、お買いもののリアルをお伝えいたします。

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 こんにちは、ひなです。この冬は「暖冬」といわれていましたが、最近は非常に寒い日が続き、先日はたくさんの雪が降りました。このように一気に寒くなると、温かい食べ物が恋しくなります。

 そこで、前回「コンビニのおでん」をご紹介しましたが、今回も寒い季節にちなんで鍋調味料の購入者割合ランキングを扱いたいと思います。みなさんのお気に入りの鍋はランクインしているでしょうか。さっそくみてみましょう。

 全体の購入者割合ランキングをみてみると、1位は「すき焼き」。すき焼きは関東風・関西風などがありますが、肉がメインの鍋の代表格ともいえ、精が付きそうです。2位は「キムチ鍋」。辛い味が冷えた体をあたためてくれるので、多くの人に好まれているのでしょう。3位は「寄せ(鍋)」。他の鍋よりも調理が簡単なところが人気のポイントになったのかもしれません。

 では、東日本と西日本に分けてランキングをみていきましょう。

 東日本と西日本ともに、1位〜4位までのメニューが同じです。「ごま豆乳」は、最近出てきた鍋であり、風味が独特なので東と西で順位が変わるかなあと思っていたのに、順位が同じなのは少し意外でした。

 5位以降からは東と西でランクインする鍋が異なっています。例えば、東日本には「ちゃんこ」が二種類ランクインしている(ちゃんこ・塩ちゃんこ)のに対し、西日本では一種類のランクインとなりました(ちゃんこ)。ちゃんこは相撲部屋から生まれた鍋料理ということから、両国(東京)のある東日本で二種類がランクインしたのかも。

 一方、西日本では「トマト」鍋がランクインしています。トマト鍋がランクインしているのは、トマト鍋が大阪のお店が発祥ということとなにか関係があるのかもしれません(発祥には諸説あります)。

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