東芝、中国メーカーに白物家電事業を売却 「東芝」ブランドは40年間使用可能

» 2016年03月30日 18時41分 公開
[ITmedia]

 東芝は3月30日、白物家電事業を中国の美的集団(Midea Group)に約537億円で売却する最終契約を結んだと発表した。美的は東芝ブランドを今後40年間使用でき、白物家電事業を継続。従業員の雇用も維持する。

photo 東芝の家電

 白物家電事業を担う東芝ライフスタイル(TLSC)について、テレビなど映像事業を東芝本体に移管した上で、株式80.1%を美的に譲渡。TLSCや、TLSC子会社の東芝コンシューママーケティングなどは6月30日付で美的の傘下に入る。

 東芝ブランドは継続するほか、TLSCは社名も変更せず、冷蔵庫や洗濯機などの開発・製造・販売を継続。TLSCグループ全従業員の雇用も維持することで合意した。

 東芝の家電事業売上高は2014年度(連結)に2254億円。美的集団は1968年設立で、2014年の売上高は約2兆7600億円。

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