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» 2016年05月16日 08時00分 UPDATE

銀座で学んだこと:銀座のホステスに学ぶ「チラ見せ術」 (1/3)

前回、「お客さまは神様ではなく王様」というお話をしました。王様の気分を害すことなく、自然に売り込みができる営業トークとはどういうものでしょうか。

[桃谷優希,ITmedia]

 前回の記事で「お客さまは神様ではなく王様」というお話をしました。王様の気分を害すことなく、スムーズかつ自然に売り込みができる営業トークとはどういうものでしょうか。

 今回は、デキる営業のトーク術についてご紹介しましょう。

質問は1つだけ

 まずは美容室を例に。多くのホステスは、ヘアスタイリング専用のサロンに毎日行きますが、カラーやカットは、いわゆる普通の美容室を利用しています。毎日のスタイリングで大量のスプレーを使うので、トリートメントだけで1週間に1度、10日に1度行くというホステスも多く、私もその1人です。

 美容室には担当者のほかに、シャンプーやカラーリング、ドライヤーかけなどのお手伝いをしてくれるアシスタントさんがいます。「今日はお天気がよくて……」「本日は、お休みですか?」といった、いわゆる世間話をしますが、中には「お客さまと会話をしなくては!」と、がんばりすぎてしまうアシスタントさんがいます。読者の中にも、美容室で「質問攻めでイヤだな」「話すのがめんどくさい」と思った経験があるのではないでしょうか。

 これは美容室のアシスタントに限らず、われわれホステスでも一度はやってしまう失敗です。「会話をしなくては!」と思うあまり、王様(お客さま)の気分や呼吸のタイミングを考えず質問攻めにしてしまい、結果的に相手を不愉快にさせてしまうのです。

 しかし、アシスタントといえど、デキる人は違います。例えば、王様が顔をあげてミラー越しに雑誌を見たら雑誌を持ってくるなど、即座に場の空気を読む力がある人は呼吸のタイミングを邪魔することはありません。

 二度目の顔合わせの際には「以前おっしゃっていた、○○のごはん屋さんはいかがでしたか?」といった感じで前回の会話を記憶していて、さりげなく1つだけ質問するというテクニックが身に着いているのです。

中には「会話をしなくては」と質問攻めのアシスタントさんも……(写真と本文は関係ありません)
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