風邪をひいたら――病院と市販薬、どちらが財布に優しいの?マネーの達人(2/2 ページ)

» 2016年06月23日 14時38分 公開
[天海文香マネーの達人]
マネーの達人
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市販薬を購入した場合

 一方、市販薬を購入する場合ではどうでしょうか。さまざまな種類がありますが、だいたい3日間分で1000〜1500円程度です。

 金額だけで比較するなら、市販薬を購入する方が安くすむということです。

ひきはじめの処置が肝心

 では、風邪をひいてしまったらどうすればいいのでしょうか? 私は、病院で勤務していましたが、風邪をひいてしまったときは病院で薬を処方してもらっていました。

 私のような医療従事者であれば、受診した方がよいかどうか、ある程度は症状の見極めができますが、そうでない人は市販薬でしばらく様子を見ていいのかが分からず不安になるでしょう。

 のどが痛い、あるいは鼻水が出る程度の症状であれば、市販薬で十分に効果があります。高熱の場合は炎症が強いことが考えられますし、近年は季節に関係なくインフルエンザに感染している可能性もありますので、そういう場合は病院での受診をおすすめします。

 また、慢性疾患などでかかりつけの病院がある人は、受診時に風邪薬を処方してもらってストックしておくという方法もあります。

 風邪は予防するのが一番ですが、ひいてしまったときは早めに処置するのが一番。市販薬でも処方薬でも、すぐに処置できるように普段からストックしておくことが大切です。(天海文香)

著者プロフィール:

天海文香

1965年生まれ。看護師として20年病院勤務。病院勤務の時に訪問看護室へ異動し、在宅看護のやりがいを感じ、現在、ケアマネジャーとして、高齢者の方の在宅生活をサポートしています。


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