ホンダとヤマハ発が原付で提携 ホンダが原付スクーターをヤマハにOEM供給

» 2016年10月05日 15時41分 公開
[ITmedia]

 本田技研工業とヤマハ発動機は10月5日、原付一種分野での提携について検討を始めると発表した。ホンダは50cc原付スクーターをヤマハ発に2018年をめどにOEM供給するほか、次期業務用スクーターの共同開発などを検討していく。原付一種市場は市場が縮小しており、課題解決に両社の協力が必要と判断した。

photo ホンダの「TACT」(タクト)

 協業では、ホンダが生産・販売する国内市場向け50cc原付スクーター「TACT」(タクト)、「Giorno」(ジョルの)をベースとしたモデルを、18年中をめどにヤマハへOEM供給する。ヤマハはそれぞれ「JOG」「Vino」に相当する独自デザインのモデルとして販売する。

 ホンダが「BENLY」(ベンリィ)、ヤマハ発が「GEAR」(ギア)として販売している50cc原付ビジネススクーターについて、次期モデルの共同開発と、ホンダからヤマハ発へのOEM供給を検討していく。

 原付一種クラスの電動2輪車普及に向けた基盤作りでも協業を検討する。成果は同業他社にも提案していく。

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