30〜50代の転職理由、「会社と考えが合わない」が最多転職で不安な点は「年齢」

» 2017年01月30日 11時56分 公開
[ITmedia]

 待遇、福利厚生、会社の雰囲気――。ビジネスパーソンの転職理由はさまざまだが、キャリアを積み重ねてきた30〜50代の“ミドル世代”が転職を決意するきっかけは何なのか。人材サービスのエン・ジャパンが1月30日、アンケート結果を発表した。

 ミドル世代が転職を考えた理由は、「会社の考え・風土が合わない」が30%で最多だった。次いで多かったのが、「職場の人間関係がよくない、上司や同僚と合わない」「会社の将来に不安がある」(いずれも23%)という結果だった。

photo ミドル世代の転職理由(出典:エン・ジャパン)

 年代別では、30代に「キャリアアップのため」(30%)、「待遇・福利厚生に不満がある」「仕事の幅を広げたい」(いずれも27%)など、さらなる成長や収入を求める人が多かった一方、50代は「会社都合(リストラ、事業縮小など)」(22%)など、やむを得ない理由で転職を余儀なくされるケースが多かった。

 具体的な意見としては、「20代の頃とは転職に対する価値観が変わった。社員や社風なども含めて、長く働ける会社かどうかが重要」(40代男性)、「家族を第一に考えている。やりたい仕事よりも50代が活躍し続けられるかがポイント」(50代男性)との声が集まった。

 転職活動時に不安に感じることについては、「年齢」(30%)、「これまでの経験やスキルが通用するのか」(30%)、「年収」(21%)、「自分の希望する求人の有無」(21%)などの回答が多かった。

photo 転職活動時の不安要因(出典:エン・ジャパン)

 調査期間は、2016年12月1日〜17年1月3日。30〜50代向け転職サイト「ミドルの転職」のユーザー622人を対象にアンケートを行った。

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