東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が出産した6月12日午後、「パンダ株」として知られる2社の株価が再び急騰した。西洋料理店の精養軒(JASDAQスタンダード)と、中華料理店の東天紅(東証1部)だ。
精養軒の株価は、報道が伝わった直後の午後1時56分に前日比99円高(+11.3%)の978円を付け、年初来高値を更新した。その後やや落ち着いたものの高値を維持し、終値は57円高(+6.5%)の936円だった。
東天紅の株価は午後1時49分から急騰。前営業日比で値幅制限の上限(ストップ高)となる80円高(+38.1%増)の290円に上昇。年初来高値を更新した。終値は14円高(+6.7%)の224円だった。
今年1月に「発情の兆候がみられる」、5月に「妊娠の可能性がみられる」と報じられた際も両社の株価は急騰。赤ちゃんパンダ誕生によって来店者が増え、不振にあえぐ両社の業績改善につながることが期待されていた。
パンダの出産が現実となった今、両社は市場の期待に応えて業績を立て直すことができるのだろうか。
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