「やせおか」酷似レシピ本問題、合意が成立「誠意あるご対応」

» 2017年06月14日 18時48分 公開
[ITmedia]

 小学館は6月14日、同社が出版する「やせるおかず 作りおき」シリーズに酷似した本の販売停止を新星出版社に要請していた問題で、両社で合意が成立したと発表した。

 この問題では、小学館の同シリーズと、新星出版社の「やせるおかずの作りおき かんたん177レシピ」について、タイトルやカバーデザインが酷似しているとして、小学館が6月9日付で販売停止などを要請していた。

左=「やせるおかず 作りおき」(小学館)、右=「やせるおかずの作りおき かんたん177レシピ」(新星出版社)

 小学館の発表によると、「誠意あるご対応をいただき、合意が成立いたしました」という。新星出版社は公式Webサイトで合意が成立したことを発表した上、酷似していると指摘されていたタイトル・カバーデザインについて「シリーズ書籍の1冊ということで新星出版社編集本部が主導したものであり、著者は一切かかわっていない。また、デザイン担当社の責に帰すものではない」とコメントしている。

 対応の詳細は公表していないが、現在新星出版社のWebサイト上では「やせるおかずの作りおき」が出版物一覧に表示されず、注文できない状態になっている。

【Update】(6月15日)

 小学館の広報室によると、「誠意ある対応をいただき、事態収束に努めていただいた。『やせるおかずの作りおき』(新星出版社)については、出荷停止の対応となっている」という。

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