デートと残業、どっちが大切? 新入社員の答えは……“楽しい生活”が第一に

» 2017年06月27日 12時12分 公開
[ITmedia]

 デートの約束をしているにもかかわらず、仕事を依頼された場合、2017年度に入社した新入社員はどちらを選ぶのだろうか?

 シンクタンクの日本生産性本部の年次調査によると、「仕事」を選んだ人は前年比5.9ポイント減の71.0%、「デート」は6.1ポイント増の28.7%。“仕事派”が多数を占めているものの、“デート派”が着実に増えつつあることがうかがえた。

photo 近年は“デート派”が盛り返している

 新入社員に仕事とプライベートに対する価値観は、「上司や同僚が残業していても自分の仕事が終われば帰る」が9.9ポイント増の48.7%、「仕事関係者と勤務時間以外は付き合いたくない」が10.1ポイント増の30.8%。よりプライベートを大切に考える人が増えていた。

photo 新入社員が働く目的

 そんな新入社員が働く目的は、「楽しい生活をするため」が0.9ポイント増の42.6%でトップ。「経済的に豊かになるため」「自分の能力を試すため」と続き、「社会の役に立つため」は最下位の9.2%だった。

 新入社員が、初めての就職先として今の会社を選択した理由は、「能力・個性が生かせるから」31.2%でトップ。仕事のやりがいや面白さと、収入との関係については、「面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない」は46.5%。一方、「仕事はお金を稼ぐための手段で、面白いものではない」は40.1%で、意見が割れる結果となった。

 調査は、2017年度の新入社員1882人を対象に実施した。

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