2016年7月のリリース以降、社会現象を巻き起こしたゲームアプリ「Pokemon GO(ポケモンGO)」だが、1年が経過した現在も定期的にプレイしているユーザーはどの程度存在するのだろうか。ネット行動分析サービスのヴァリューズが調査結果を発表した。
調査によると、17年6月の時点でポケモンGOを定期的にプレイしている「アクティブユーザー」は、前月比4万人減の約442万人。配信当初の4割程度にまで減少していた。
ただ、このアクティブユーザー数は、主要なゲームアプリの中では「LINE:ディズニー ツムツム」(約642万人)に次いで2位。以下、「LINE ポコポコ」(約221万人)、「モンスターストライク」(約145万人)、「LINE POP2」(約140万人)と続いた。
アクティブユーザー数の時系列変化をみると、16年7月の配信当初は約1100万人存在したものの、4カ月後の11月には約508万人に半減。12月には微増し約564万人となったが、17年1月には約501万人に再び減少。2月以降は約500万人前後で推移している。
同社は「16年12月にユーザー数が増加した要因は『ポケットモンスター 金・銀』のポケモンが追加されたためだが、効果が継続しなかった」とみている。
17年6月現在のアクティブユーザーの年齢層は、20〜30代が52%、40〜60代が48%。配信当初と比較して、40代は2%、50代、60代は4%ずつ増加し、ユーザーの年齢層が緩やかに高齢化しつつあることがうかがえた。
アクティブユーザーの内訳を詳しくみると、1カ月間のうち25日以上アプリを起動する「ヘビーユーザー」は配信当初から14%増の36%に上った。起動日数が月に5日以上25日未満の「ミドルユーザー」は配信当初から22%減の28%と落ち込んだ一方、月に5日未満の「ライトユーザー」が8%増の36%に拡大しており、ユーザーの利用頻度は二極分化が進んでいることが分かった。
調査では、ヴァリューズが保有する全国ログモニターのアプリの起動状況を16年7月〜17年6月にかけて収集し、分析を行った。
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