千葉市、市章を「初音ミク」に 「似てる」縁で1日限定「似ている」指摘から4年

» 2017年08月24日 17時52分 公開
[ITmedia]

 千葉市は8月24日、ボーカロイド「初音ミク」とコラボした特別デザインの市章を、8月31日に1日限定で千葉市公式サイトに表示すると発表した。「似ている」とネットで話題になった縁で実現した。

photo デザイン変更のイメージ=ニュースリリースより

 初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディア(札幌市)が開発、販売するソフトで、歌詞とメロディーを入力すると歌声を作成できる。8月31日に発売10周年を迎え、キャラクターは“バーチャルアイドル”として人気を集めている。

photo クリプトンのソフト「初音ミク」=同社公式サイトより

 千葉市章は平安時代後期〜鎌倉時代の武士、千葉氏の家紋「月星紋」がモチーフだが、熊谷俊人市長も初音ミクと似ている旨を認めており、13年から定例会見などで度々言及している。

photo 「月星紋」がモチーフだ=千葉市公式サイトより

 千葉市の広報担当者は、「熊谷市長は以前からコラボを願っており、8月24日の定例会見で『やっと念願がかなった』と発言していた」と明かす。

 コラボが実現した経緯については、「6月3〜4日に千葉市で開催された『レッドブル・エアレース千葉2017』で、熊谷市長とクリプトンの担当者が会う機会があった。市長側から提案し、快諾していただいた」(広報担当者)という。

 千葉市は、クリプトンと東京メトロポリタンテレビジョンが9月1〜3日、同市内の幕張メッセで開催するイベント「初音ミク マジカルミライ2017」を後援。会場内でコラボデザインを採用した缶バッジを配布し、国内外の来場者向けに千葉市をPRしていくという。

photo 配布する缶バッジ=ニュースリリースより

 千葉市は「18年以降もコラボ企画を実施するかは未定」(同)としている。

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