飲食業界「ホワイト企業」ランキング 1位は……業界全体に「ブラック」イメージも

» 2017年08月29日 18時50分 公開
[ITmedia]

 長時間労働など労働環境の改善が大きな課題となっている飲食業界。業界全体に“ブラック”のイメージもあり、人手不足が深刻化している。では、そんな飲食業界で”ホワイト”な企業とは?――就職・転職口コミサイトのVorkersが8月29日に発表した調査結果によると、1位はレストラン「びっくりドンキー」を運営するアレフだった。

ブラックなイメージもある飲食業界で、「ホワイト」な会社とは?

 残業時間、有給休暇消化率、待遇の満足度を100点満点化し、「ホワイト度」を算出した。アレフの平均残業時間は18.3時間、有休消化率は61.0%、待遇満足度は3.4点で、業界平均(残業時間48時間、有休消化率26.7%、待遇満足度2.7点)と比べて“ホワイト”な結果になっている。社員の口コミでは、「近年は法令順守意識が高い」「福利厚生がしっかりしている」「女性が働きやすい環境」といった声が寄せられている。

ホワイト企業ランキング(クリックでトップ25)

 2位はコーヒーチェーンのスターバックスコーヒー、3位はJR東日本系列で「いろり庵 きらく」「そばいち」などを運営する日本レストランエンタプライズがランクインした。

 待遇の満足度が3点以上となったのは、1位のアレフ、7位のシャノアール(「カフェ ベローチェ」運営)、11位の鳥貴族だった。

 2015年以降に転職口コミサイト「Vorkers」に投稿された飲食業界のレポート3200件のうち、回答者数が10人以上の企業を対象にデータをまとめた。集計期間は15年1月〜17年7月。

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