トヨタ自動車は10月23日、新型タクシー車「JPN TAXI」を発売した。スライドドアを採用したワゴン型で、LPG(液化石油ガス)ハイブリッドシステムによる低燃費と二酸化炭素排出量の低減も実現した。価格は327万7000円〜349万9200円。
従来のタクシー用だった「クラウンコンフォート」が生産を終了したのに伴い、新型タクシー車として開発した。日産自動車の「NV200」と同様のトールワゴン型になっている。
「一目でタクシーと認識でき、かつロングライフで流行に左右されないデザイン」を採用。乗り降りしやすい低床フラットフロアや、左側に備えた大開口電動スライドドア、外の景色を楽しめる大きな窓、車いすでも乗車可能な構造など、利便性を高める一方、日本を象徴する色として親しまれてきた藍色をボディーカラーとして取り入れるなど、街並みとの調和を目指したという。
LPGハイブリッドは19.4キロ/リットルの燃費性能を実現。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」、6つのSRSエアバッグを標準装備とした。サイド部分のみ交換できる3分割バンパーなど、メンテナンス性も高めている。
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