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» 2017年12月22日 07時00分 公開

「あえてチャレンジ」:本だって「福袋」に 新春の八重洲ブックセンター 中身は?

書店チェーン「八重洲ブックセンター」が同社初の「本の福袋」を新春に向けて発売。その狙いは?

[青柳美帆子,ITmedia]

 新春の楽しみの1つは「福袋」。百貨店やショッピングセンターは初売りの目玉として福袋を用意する。その中で、一風変わった福袋もある。書店チェーン「八重洲ブックセンター」は12月26日から本の福袋――「読み袋」を発売する。

 「袋」にちなみ、「リラックス寝袋」「おいしい胃袋」「選りすぐりお楽しみ袋」「抱腹絶倒笑袋」──と、4つのテーマに沿って選んだ本が入っている。1つに数冊が入っており、価格は5000円前後だ。

八重洲ブックセンターの「本の福袋」

 八重洲ブックセンターはこれまで文具の福袋などを発売したことはあったが、本の福袋は初めて。商品企画部係長の高杉信二さんによると、「百貨店やモール内にある支店で、新春に来店したお客さまから『本の福袋はないの?』と聞かれることがあった。本はお客さまの好みがはっきりしているものなので『福袋は難しいのではないか』と思っていたが、あえてチャレンジしてみることにした」という。

 セットの内容はあらかじめ公開されている。例えば「寝袋」は「スタンフォード式最高の睡眠」「おやすみロジャー」「天使の深睡眠マクラ」。4つのテーマは読者の年末年始の過ごし方を想像したもので、各担当が考え抜いたオススメ本を入れた。「医者が教える食事術」「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX」など、話題作も含まれている。

「リラックス寝袋」「おいしい胃袋」「選りすぐりお楽しみ袋」「抱腹絶倒笑袋」の4セット。書店員がオススメ本をセレクト

 「本のラインアップは公開しているが、本は読んでみるまで内容が分からないもの。袋を開けて初めて中身が分かるように、楽しんでページをめくっていただきたい」(高杉さん)

 本の福袋は、「天狼院書店」や「ミシマ社の本屋さん」など個性的な書店で例があるものの、大規模なチェーンでは珍しい。福袋というと「商品のセットが定価以下で買える」というイメージもあるが、本の場合は再販価格維持制度(定価販売制度)があり、割引販売が難しいのも背景にありそうだ。

 八重洲ブックセンターの福袋の価格はそれぞれの本を合計した金額で、トートバッグやポイントサービスでお得感を出す。「安くはできないので、その分お客さまの『選ぶ手間をかけずに面白い本が欲しい』という思いに応えたい」(高杉さん)という。

 八重洲ブックセンター11店舗で各100袋の限定販売。すでに予約の受け付けを始めており、手応えのある滑り出しだ。今回は実験的な企画だが、好評なら次の年の実施も見込んでいるという。

東京都中央区の八重洲ブックセンター本店。「Yaesu book choice」「八重洲本大賞」など、書店員の“目利き”をアピールしたブックフェアを定期的に行っている

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