みずほFGの佐藤社長が会長に、後任は坂井みずほ証券社長4月1日付

» 2018年01月15日 17時52分 公開
[ロイター]
photo 1月15日、みずほフィナンシャルグループは、4月1日付で佐藤康博社長が会長兼執行役となり、後任にみずほ証券の坂井辰史社長(写真)が就く人事を発表した。写真は同社本社で2016年4月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は15日、4月1日付で佐藤康博社長が会長に退き、後任にみずほ証券の坂井辰史社長が就く人事を発表した。

佐藤氏は2011年に社長に就任。旧日本興業銀行出身で、旧富士銀行、旧第一勧業銀行が統合したみずほグループを率いて、ワントップ体制を確立した。2016年からガバナンス改革の総仕上げとして、傘下の銀行、証券、信託などの各業務に横串を通すカンパニー制を導入したものの、収益の低迷に苦しんでいた。

このため、昨年11月には向こう10年で1万9千人削減などを公表し、抜本的なコスト構造改革を打ち出した。みずほは、坂井社長のもとで改革を進めることになる。

坂井氏は84年、旧興銀に入行。国際部門や企画部門を経験し、2016年にみずほ証券社長に就任した。

(布施太郎※)

Copyright © Thomson Reuters