[東京 9日 ロイター] - NTT<9432.T>の鵜浦博夫社長は9日の決算会見で、楽天<4755.T>の携帯電話事業参入計画を受け、楽天がすべて自前で手掛けるのであれば、パートナーにはなり得ないとの考えを示した。
楽天は現在、仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話事業を手掛けているが、総務省が実施する周波数の割り当てに申請、携帯電話事業に本格参入する。
鵜浦社長は「楽天の電子商取引(EC)分野でわれわれもお手伝いできるいいパートナーではないかと考えていたが、すべてを自前でやるのであれば、B2B2X(企業の消費者・企業向けサービスのサポート)のパートナーとして別のパートナーを考えていく必要がある」との認識を示した。
一方、NTTドコモにローミング(相互接続)の要請があった場合については「申し出があれば協議を断る理由はないが、移動体分野は固定と違って義務でもない。しっかりビジネスとして交渉していく」と語った。
(志田義寧)
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