旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)は2月15日、日本通信と共同出資する新会社「H.I.S.Mobile」を設立し、格安SIM市場に参入すると発表した。新会社はMVNO(仮想移動体通信事業者)としてNTTドコモとソフトバンクの回線を借り、データ通信・通話を組み合わせた安価なプランを提供する。
訪日外国人や海外旅行好きが主なターゲット。SIMカードは、同日からHISの旅行予約サイトで販売する。HISの国内店舗や海外拠点でも取り扱う予定。
具体的なプランは、好みに応じて500MB〜50GBの6段階からデータ容量を選択できる「きままベストチョイスプラン」(月額945円〜)、5分以内の通話が無料の「電話かけ放題プラン」(同)、従量課金制の「ネットピタットプラン」(月額990円)――など(価格は全て税別)。
5月1日からは公式アプリ上の設定を変えるだけで、海外でも500円/日と安価にインターネットを利用できるサービスも始める。HISの旅行商品と組み合わせたプランも販売予定という。
H.I.S.Mobileの資本金は5000万円。出資比率はHISが60%、日本通信が40%。社長には、HISの猪腰英知氏が就任する。日本通信はMVNE(MVNO支援事業者)として、技術基盤の構築・運用などのサポートを担う。
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