三菱地所、農業ビジネスに参入 高糖度ミニトマトを通年栽培新会社「メックアグリ」設立

» 2018年03月13日 16時23分 公開
[中澤彩奈ITmedia]

 三菱地所は3月13日、農業ビジネスに参入すると発表した。有機倍土の製造や農業コンサルなどを手掛けるオーガニックソイル(東京都中央区)とは新会社を設立。糖度の高いミニトマトを栽培し、通年販売する。

photo 太陽光利用型環境制御ハウスのイメージ写真

 新会社は「メックアグリ」。 資本金は4億円で、出資比率は三菱地所が90%、オーガニックソイルが10%。

 高糖度トマトの需要は拡大傾向にあり、通年栽培による安定した収益に加え、東京・丸の内の飲食店や分譲マンションの住民に供給するなど、自社事業との相乗効果が見込めるとしている。

 3月から千葉市でハウスの建設を始め、6月から栽培を始める計画。当面は太陽光利用型環境制御ハウス2棟で、オーガニックソイルが開発した有機肥料による高密度ミニトマトの通年栽培を行い、年間80トンの生産と販売を目指す。

 光センサーによる糖度別選別を行うことで糖度を保証したブランド野菜として大手量販店や飲食店、ネットショップなどに販売していく。

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