Apple、Mac向け半導体をIntel製から自社製に切り替えへ=報道コードネーム「カラマタ(1/2 ページ)

» 2018年04月03日 13時38分 公開
[ロイター]

[2日 ロイター] - 米アップルがパソコン「Mac(マック)」に搭載する半導体について、インテル製をやめ、自社製の半導体に切り替えることを計画していると、ブルームバーグが2日、関係筋の情報として報じた。自社製への切り替えは早ければ2020年に開始するという。

photo 4月2日、米アップルがパソコン「Mac(マック)」に搭載する半導体について、インテル製をやめ、自社製の半導体に切り替えることを計画していると、ブルームバーグが関係筋の情報として報じた。写真は3月28日撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

ブルームバーグによると、アップルは自社製品の統合性を高める広範な戦略の一環として、コードネーム「カラマタ(Kalamata)」の下、同計画を推進。ただ、計画はまだ初期段階にあるという。

アップル、インテルいずれからもコメントは得られていない。アップルは05年からパソコンにインテル製半導体を搭載している。

マックによるアップルの業績への寄与度はさほど大きくない。昨年のマック販売台数は1920万台で、同社の17年度売上高に占める比率は11%にとどまっている。

ただ、スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)の台頭でラップトップやデスクトップ・コンピュータの販売が落ち込む中で、マックの売り上げは昨年4%の伸びを記録した。

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