マツダ「CX-5」「アテンザ」6万3000台リコールディーゼルエンジン部品に不具合(1/2 ページ)

» 2018年04月13日 15時49分 公開
[ITmedia]

 マツダは4月13日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「CX-5」とセダン/ワゴン「アテンザ」のディーゼルエンジン部品に不具合が起きる可能性が見つかったとして、合計6万3208台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象は、CX-5が2012年2月〜13年9月に製造された4万7918台と、アテンザは12年10月〜13年9月に製造された1万5290台。

photo 12年2月に発売された初代「CX-5」

 リコールの理由は、

 (1)ディーゼルエンジン車でバキュームポンプのポンプ軸の摩耗が進むことがあり、負圧生成能力が低下することで、エンジン低回転時にブレーキを短時間に複数回踏むと、一時的にブレーキアシスト力が低下するおそれがある

 (2)ディーゼルエンジン内部で発生する金属粉でターボチャージャーの軸が摩耗することがあり、使用を続けると加速力の低下などが怒り、最悪の場合は軸が折れて排気経路に詰まり、エンジンが停止するおそれがある

(3)ディーゼルエンジン車用のオイルフィルターによってはエンジン内部の金属粉が十分に補足できず、(1)と(2)の不具合が起きるおそれがある

 不具合が報告されたのは(1)が191件、(2)が142件、(3)が15件。事故は起きていないという。

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