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» 2018年08月07日 17時51分 公開

キリンビールは9年ぶり増収増益:キリンHD、1〜6月事業益は4.3%減 ビール類販売計画は上方修正

キリンホールディングスの18年1〜6月期連結業績のうち、売上収益から売上原価や販管費を差し引いた事業利益が前年同期比4.3%減の860億円になった。

[ロイター]
photo 8月7日、キリンホールディングスは、2018年1―6月期の連結業績(国際会計基準)のうち、売上収益から売上原価や販管費を差し引いた事業利益が前年同期比4.3%減の860億円になったと発表した。写真は同社取手工場で昨年7月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 7日 ロイター] - キリンホールディングス<2503.T>は7日、2018年1―6月期の連結業績(国際会計基準)のうち、売上収益から売上原価や販管費を差し引いた事業利益が前年同期比4.3%減の860億円になったと発表した。ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)の販売は好調に推移しているものの、海外事業が為替見直しの影響を受けた。通期の見通しは変更していない。

上期は増収減益となったが「減益は織り込み済み」(横田乃里也・取締役常務執行役員CFO)という。

<キリンビール、9年ぶりに増収増益>

1―6月期のビール類は市場全体でマイナスが続く中、キリンは同2.6%増と3年ぶりのプラスとなった。「一番搾り」は3.1%減となったものの、3月に投入した新ジャンル「本麒麟」がヒットし、新ジャンルの販売数量は同18.7%増と大きく伸びた。イオンのプライベートブランド(PB)の製造受託を開始したことも寄与した。販売数量増やマーケティング費用の効率化により、事業会社のキリンビールは、9年ぶりに増収増益となった。

上期の状況を踏まえ、通期のビール類の販売計画についても、前年比0.3%増から7.0%増へと上方修正した。

一方、ライオン社の酒類事業は、販売数量がほぼ前年並みの中、コスト削減で豪ドルベースでは増益となったが、豪ドル安/円高の影響で、円ベースでは減益となった。

また、協和発酵キリン<4151.T>も薬価改定によるマイナス影響が出ている。

18年12月期の連結売上高が前期比5.2%増の1兆9600億円、事業利益は0.9%増の1960億円と増収増益を見込んでいる。営業利益は1940億円(前年比8.1%減)の見通し。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト13人の営業利益予測の平均値は1982億円となっている。

猛暑については「酒類、飲料それぞれプラス効果がある」としながらも、西日本豪雨で物流に影響が出るなど、マイナス面もあるとしている。

(清水律子)

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