新型「レクサスES」は量産車初・ドアミラーをデジタル化カメラ映像をモニターで確認(1/2 ページ)

» 2018年09月12日 10時11分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は9月12日、高級車ブランド「レクサス」から10月下旬に発売するセダン「ES」新型で、「デジタルアウターミラー」を採用すると発表した。左右のドアミラーをカメラに置き換え、車内のディスプレイで後方視界を確認する仕組みだ。量産車での採用は世界初という。

photo ドアミラー部のカメラでとらえた後方の映像を車内のディスプレイに表示する「デジタルアウターミラー」

 左右のドアミラー部分にカメラを装備しており、後方の映像を車内のフロントピラー部に設置した5インチディプレイに表示する。

 カメラ部は雨滴が付着しにくい形状とし、室内のディスプレイで確認するため、天候の影響を受けにくいとしている。ウインカー操作やバック時に連動して表示エリアを自動的に拡大するほか、ドライバーの操作で表示エリアを広げることも可能。状況に応じた周辺確認支援を実現したという。

 従来のドアミラー部をカメラに置き換えることで薄型化でき、斜め前方の視界を拡大し、風切り音を低減して静粛性も高めているという。

photo レクサスES

 ミドルクラスセダンのレクサスESは。6年ぶりにフルモデルチェンジして登場。低重心なプラットフォーム「GA-K」を採用し、ワイド&ローなエクステリアと広い室内空間を確保する一方、2.5リッター直列4気筒エンジンと組み合わせる新ハイブリッドシステムの採用で、優れた燃費性能と高い動力性能を両立している。

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