アライアンス力を結束し、技術開発する方向は不変=三菱自副社長日々の影響はない

» 2018年11月27日 17時28分 公開
[ロイター]
photo 11月27日、三菱自動車工業の山下光彦副社長は、記者団に対し、日産自動車、仏ルノーとアライアンス力を結束し、技術開発に取り組む方向は変わらないとの認識を述べた。写真は都内で26日撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[岡崎市(愛知県) 27日 ロイター] - 三菱自動車工業<7211.T>の山下光彦副社長は27日、記者団に対し、日産自動車<7201.T>、仏ルノーとアライアンス力を結束し、技術開発に取り組む方向は変わらないとの認識を述べた。会長だったカルロス・ゴーン容疑者の逮捕と解任を踏まえた発言。

日産、ルノーとのアライアンスに関しては、車づくりにおいて新技術の開発をすべて1社でまかなう時代ではないとの認識を示し、「アライアンスの力を結束して難しい技術開発に取り組むという方向性は変わらないと思っている」と述べた。

3社の部品共通化が進むとの認識を示したほか、日々のオペレーションではなんら影響は受けていないとし「アライアンスなどの定期的な会合もそのとおり進んでいる」と述べた。

ゴーン前会長の逮捕については「今回の事件、どこまで広がりをもつかわからない」と指摘した上で「個人的には非常に残念」と語った。

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