コラム
アピールの誤解――土下座で交際してくれることはありません(3/3 ページ)
2017年の就活もピークを過ぎましたが、まだ内定がなく活動中の学生もいることでしょう。最終面接に限らず意欲のアピールは重要ですが、意欲のカラ回りで内定は取れません。戦略的コミュニケーションでは目的達成こそ重要なのです。
面接でアピールすべきこと
少なくとも相手にとって交際(採用)するメリットを訴えましょう。
「能力がある」
「利益をあげられる」
またはそれらの「可能性がある」
ことを伝えるだけです。至ってシンプルですが、ビジネスの場で求められるのは情緒的な思い込みというゆがんだ意欲ではなく、冷静に相手(=お客さま)のことを考えられるマインドでしょう。
自己アピールの目的を再度点検してください。相手の目線に立っていますか。そうでない自己アピールはどこまで行っても単なる自己満足です。それを聞く(読む)人にとって、何ら目を引くことは無いでしょう。
どうしたら相手に納得してもらえるアピールになるか、正に企業研究が必要なのです。分かりもしない相手にほれるのは、しょせん見た目だけ、外見だけ気に入った「一目ぼれ」に過ぎません。 (増沢隆太)
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