東宝は9月27日、2016年3〜8月期の連結業績予想を上方修正し、純利益が当初予想から50億5000万円増(+44.1%)の165億円になる見通しだと発表した。「シン・ゴジラ」「君の名は。」の大ヒットが業績を押し上げた。
売上高は前回予想から36億9000万円増(+3.3%)の1149億円、営業利益は前回予想から76億3000万円増(+45.5%)の244億円を予想。通期の業績予想は「現在精査中」としている。
主力の映画事業で「ドラえもん」や「名探偵コナン」など定番のアニメ作品が好調に推移したほか、「シン・ゴジラ」「君の名は。」などの大ヒット作が後押し。映画興行事業の高稼働にもつながった。
7月末から公開している「シン・ゴジラ」は興行収入70億円、8月末公開の「君の名は。」は興行収入100億円を超えている。
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