月末の金曜日に早めの退社を促す「プレミアムフライデー」を導入する予定がない企業が55%――旅行サービスのDeNAトラベルの調査でこのような結果が出た。
「導入済み」は0.8%、「導入予定」は1.4%にとどまる(「分からない」は39.5%)。「『プレミアムフライデー』という言葉を街やメディアで見かけていても自分事として捉えられていない人(企業)も多いようだ」(同社)と分析している。
「勤め先がプレミアムフライデーを導入したらどう思うか」については、「とてもうれしい」が43.6%、「ややうれしい」が23.6%と、肯定的に捉える人が6割を超えた。肯定する理由は「早い時間から飲める」「旅行に行く機会が増える」「心にゆとりを持てる」――などだった。
一方、導入を否定的に捉えている人は15.7%で、「仕事量は変わらない」「派遣なのでその分給料が減る」――などの意見が挙がった。
プレミアムフライデーの過ごし方については、「旅行」(70.9%)が最も多く、次いで「自宅でゆっくり」(46.4%)、「買い物」(36.0%)、「外食」(33.6%)、「映画鑑賞」(27.1%)――と続いた。
1月11〜15日にネットを使って調査し、25歳〜69歳の男女509人が回答した。
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