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AI「りんな」のファッション診断、WEGOがECサイトに採用:画像認識を活用
アパレルのWEGOが、日本マイクロソフトの女子高生AI「りんな」を接客に導入する。ユーザーがコーディネート画像を投稿すると、画像認識技術によって分析し、ファッションに関するアドバイスを提供する。
アパレル事業を手掛けるウィゴー(WEGO)は2月27日、日本マイクロソフトの女子高生AI「りんな」を活用した接客をインターネット通販(EC)サイト上で開始した。りんなの画像認識技術によってユーザーのファッションを分析し、詳細なアドバイスを提供するという。
ベースとなる技術は、日本マイクロソフトが昨年11月に発表した「りんなのファッションチェック」。ユーザーが撮影したコーディネートの画像を投稿すると、年齢やアイテムの特徴を把握し、チャットボット形式でファッションについてアドバイスする仕組みだ。
WEGOは、同社が持つ服飾画像データや、衣装制作などを手掛けるフナコシステムのスタイリストから提供を受けたファッション関係のノウハウをりんなに学習させ、この技術をさらに発展。画像認識できるアイテム数を大幅に拡充し、アドバイスの精度を高めたという。
3月10日〜4月9日には、WEGO原宿竹下通り店(東京都渋谷区)に体験コーナーを設置し、実店舗でもサービスを提供する。
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