ローソンは4月10日、4月20日に開業する大型商業施設「GINZA SIX」(東京・銀座)内に、訪日外国人向け店舗を出店すると発表した。食料品や雑貨など約300種類の土産物や、イスラム教の戒律に沿った処理を施した約6種類の「ハラル商品」など、幅広い商品を取り扱う点が特徴。
店内には、訪日外国人の接客に特化した設備も設ける。主な設備は、(1)銀座の名店や観光スポットを案内する観光案内ブース、(2)GINZA SIX施設内の対象店舗で購入した商品の免税手続きができる免税カウンター、(3)宅配便取次・手荷物一時預かりコーナー、(4)外貨両替ブース――など。災害発生時には、店内のモニターで避難経路を表示する。
同社は「現在、銀座は東京を訪れた訪日外国人の約半数が観光するほどの人気スポットになっており、こうした訪日外国人のニーズに応えることが目的」としている。
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