2015年7月27日以前の記事
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宝くじ販売、減少止まらず 18年ぶりの9000億円割れ「ジャンボくじ」「ロト」不調

総務省が2016年度の宝くじの販売額を公表。18年ぶりに9000億円を割る8452億円。ジャンボくじやロトの不調が響いた。

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 総務省によると、2016年度の宝くじの販売額は前年度比7.7%減の8452億円で、18年ぶりに9000億円を割ったことが分かった。05年度の1兆1047億円から下降傾向にあり、「ジャンボくじ」の魅力減や「ロト7」の売り上げ減少が響いた。


2016年度の宝くじの販売額は9000億円割れ

 サマーや年末などのジャンボくじの販売額は3746億円(11.5%減)、通常くじやスクラッチなどの紙くじは4750億円(9.5%減)、ナンバーズやロトなどの数字選択式くじは3702億円(5.2%減)と、いずれのくじも販売が伸び悩んだ。

 総務省は販売額の減少の要因について、「ジャンボくじは15年度と比べて賞金額の引き上げがなく、魅力や話題性が高まらなかった影響が強いと考えられる。選択式くじは、ロト7の12.4%減少が響いている。15年度に比べてキャリーオーバーの発生が少なく、購入者が少なくなった」とみている。


2005年度をピークに減少が続いている宝くじの販売額。単位は億円

 宝くじの収益は、くじを販売する地方自治体の財源になるため、販売額の減少は無視できない問題だ。総務省によると、地方自治体は「『ビンゴ5』といったビンゴ形式の新商品を作ったり、ドリームジャンボくじは宝塚歌劇団とタイアップを行いCMなどを放送したりと、向上のための取り組みをしている」という。

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