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小学館とDeNA、共同出資会社「MERY」設立 新「MERY」運営へ:刷新して再出発
小学館とDeNAがデジタルメディア事業を運営する共同出資会社「株式会社MERY」を設立。新「MERY」を運営する。
小学館とディー・エヌ・エー(DeNA)は8月3日、デジタルメディア事業を運営する共同出資会社「株式会社MERY」を8日付で設立すると発表した。女性向けファッション情報を中心とするデジタルメディアとして新「MERY」を共同運営するという。
新会社はキューレーションサイト問題で非公開化されたサイト「MERY」と同名だが、新「MERY」では非公開化前のMERYの記事は「一切使用しない」としている。
新会社は資本金と資本準備金計6億5万円。小学館が66.66%、DeNAが33.34%を出資し、小学館の山岸博副社長が社長に就く。
記事の作成から編集、校閲などのノウハウが必要な業務は小学館が、システム構築やネット上のマーケティングなどのサポートはDeNAが中心に担当。「従来のMERYにおける運営体制を抜本的に刷新の上、全ての記事を新たなプロセスにのっとり作成し、新しい『MERY』の誕生を目指す」という。
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