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JR東「かぼちゃ列車」引退へ 上越線などで活躍:約54年の歴史に幕
JR東日本 高崎支社が、緑とオレンジで塗装し「かぼちゃ電車」などの愛称でして親しまれた「115系」の定期運行を3月中に終了すると発表。
JR東日本 高崎支社は1月15日、緑とオレンジで塗装し「かぼちゃ電車」「みかん電車」の愛称で親しまれた「115系」の定期運行を3月中に終了すると発表した。軽量ステンレス製車体を採用し、より省エネルギー性の高い「211系」に置き換えるため。
正式な運行終了日は「公表していない」(広報担当者)という。
115系は山岳路線対応のブレーキを搭載した点が特徴で、1963年に初導入。現在は上越線、両毛線、信越本線、吾妻線の4路線で計3両10編成が運行している。17年秋には車内をハロウィン風に装飾するなど、乗客から親しまれてきた。
運行終了に伴い、JR東日本 高崎支社は「ありがとう 115系」と書かれたシールを貼付した列車を1月15日〜3月中旬に運行する。
ファン向けには、115系が走る路線の駅を巡るスタンプラリーやイラストコンテストを開催。専用ヘッドマークを掲出した団体専用列車による日帰り旅行(大人1人当たり税込1万1500円)のほか、115系がモチーフのロールケーキ(同1080円)などのグッズも期間限定で発売する。
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