ニュース
ソニー・ミュージック、アナログレコード自社生産復活:29年ぶり
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、約29年ぶりにアナログレコードを一貫して自社生産できるようになった。
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は1月25日、約29年ぶりにアナログレコードを一貫して自社生産できるようになったと発表した。アナログレコード人気の高まりに対応し、今後商品ラインアップを拡大していく。
ディスク製造を手がけるソニーDADCジャパンに、アナログレコード用のスタンパー(金型)製造設備を導入。カッティングマスター制作からスタンパー製造、プレスまでグループ内で一貫して行えるようになった。
自社生産復活の第1弾として、『EIICHI OHTAKI Song Book III 大瀧詠一作品集Vol.3「夢で逢えたら」』(税別2300円)と、ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』(税別3800円〜の2タイトルを3月21日に発売する。
日本レコード協会によると、2017年には約106万枚のアナログレコードが生産され、最も少なかった09年から約10倍に拡大。中高年に加え、若者のファンも増えている。SMEの水野道訓CEOは「アナログレコード市場を成長分野として捉え、関連ビジネスに一丸となって取り組み、市場拡大を図っていきたい」とコメントしている。
関連記事
- 日本コロムビアが上場廃止 1949年上場の老舗
日本コロムビアが7月27日付で上場廃止に。音楽配信などを展開するフェイスが完全子会社化するため。 - 日本車はガラケーと同じ末路をたどるのか?
最近、世間ではこんなことがよく言われている。電気自動車の時代が到来することによって中国車が台頭し、日本車はガラケーと同じような末路をたどるというのだ。果たしてそうなのだろうか? - 紙のカタログ通販市場は苦戦しているのに、なぜ「ラナン」は好調なのか
EC市場が拡大しているなかで、紙のカタログ通販が面白いことになっている。大手2社が苦戦している一方で、埼玉県に本社を構えるベルーナの売り上げが伸びているのだ。なかでも好調なのは、30〜40代の女性をターゲットにした「ラナン」。その背景を取材してみると……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.