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外食産業最後のフロンティア? 急拡大するネット出前市場:加速度的に高まるニーズ(2/2 ページ)
自宅でゆっくり食事をしたいというニーズの高まりを受けて、ネット出前市場が拡大している。外食産業にとっては無視できない存在だ。
急拡大するUber Eats
ネット出前市場には新たなプレーヤーも参入している。米配車大手ウーバーテクノロジーズが運営するUber Eats(ウーバーイーツ)は、利用者からの注文を受けると配達パートナーと呼ばれる配達員が店舗から自宅まで料理を届けるサービスで、ここ1年で日本における事業規模を急激に拡大している。17年1月時点で都内6区に限られていた提供エリアが東京23区と横浜市の一部にまで拡大。レストランパートナーの数も1500以上と10倍になった。
ニーズの多様化や、新規サービスの登場でネット出前市場は今後ますます増加していくだろう。成熟した外食市場においてこの成長分野をいかに取り込むかが今後の重要テーマになることは間違いない。
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