ニュース
スタバ、オフィスコーヒーに本格参入 社食やホテルで“お店の味”再現:5年間で500カ所への導入目指す
スタバがオフィスコーヒーに本格参入。コーヒーメーカーを提携企業に貸し出す取り組み「We Proudly Serve Starbucks」を始める。今後5年間で500カ所への導入を目指す。
スターバックス コーヒー ジャパンは2月15日、オフィスコーヒーに本格参入すると発表した。コーヒーマシンを提携企業に貸し出し、店舗と同じ風味のドリンクを提供する「We Proudly Serve Starbucks」を始める。出店が難しかった小規模商圏でもドリンクを提供し、顧客との接点を拡大する。
同様の取り組みは企業のオフィス限定で2016年から開始し、現在オムロンヘルスケアなど5社が導入している。新たに社員食堂・レジャー施設・ホテルなどに配置できるエリアを拡大し、より多くの顧客にドリンクを届けていく。
マシンで作れるドリンクは、カフェラテ(スターバックス ラテ)、エスプレッソ、カプチーノ、カフェモカ、アメリカーノ――など10種類。ボタンを押すだけで抽出し、入れたてのコーヒーが味わえるという。温度はホットのみ対応する。
スタバは導入企業から、機材のリース料と豆類・カップ類などの代金を得る仕組み。具体的な金額は非公開。今後5年間で500カ所への導入を目指す。
同社は「店舗以外の身近な場所でもコーヒーを楽しめる環境を生み出し、顧客のライフスタイルをより豊かにしたい」(広報担当者)と話している。
関連記事
- スターバックス、初のポイントサービス「REWARDS」開始
スターバックスが初のポイントサービスを9月20日に開始。「Star」を集めると特典が得られる。顧客との「深いつながり」を目指すという。 - ロボットが接客から給仕まで「無人カフェ」オープン
東京・原宿に「おもてなし無人カフェ」が期間限定オープン。ネスレ日本、ソフトバンクロボティクス、川崎重工業の3社共同による取り組み。「未来の接客」を体験できる。 - PepperとIoT対応ロボだけの無人カフェがオープン
ネスレ日本が期間限定の無人カフェをオープンした。ロボットの接客で、旺盛なインバウンド需要の取り込みを狙う。 - スターバックス、「顧客満足」ランク外に
「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の調査結果が発表。カフェ部門の顧客満足1位は3年連続でドトールコーヒー。スターバックスは上位4社から外れる結果に。 - コーヒーと料理の相性を分析して、何が分かったのか UCCの試み
UCC上島珈琲が、コーヒーとフードの相性を科学的に分析することができるシステムを導入した。その名は「フードマッチングシステム」。なぜ、このようなシステムを導入したのか。また、どのような効果が生まれているのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.