レゴランド、子ども料金を大幅値下げ 閑散期は3割安く:7月19日から
「レゴランド・ジャパン」を運営するLEGOLAND Japanは7月19日から、1日券の一部を値下げする。繁忙期と閑散期に分けた料金設定を導入し、特に子ども料金を大幅に引き下げる。新しい年間パスポートも発売する。
名古屋市のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」を運営するLEGOLAND Japanは7月18日、1日券の一部を値下げすると発表した。繁忙期と閑散期に分けた料金設定を導入し、3〜12歳の子ども料金は繁忙期で800円、閑散期で1600円の値下げとなる。対象施設や入場可能日で3種類に分けた新しい年間パスポートも発売し、ニーズや生活に合わせて購入しやすくする。7月19日発売分から適用する。
1日券は、ゴールデンウイークや夏休み、年末年始などを含む繁忙期 (年間約120日)と、平日を中心としたその他の営業日(年間約160日)で異なる料金設定となる。従来は子ども5300円、大人6900円だったが、新料金では、子どもが繁忙期4500円、閑散期3700円。大人は繁忙期6900円、閑散期5000円となる。
メインターゲットである子どもの料金を大きく引き下げた。大人の繁忙期の料金は据え置きだが、閑散期だと1900円の値下げとなる。広報担当者は「レゴランド・ジャパンは2〜12歳のお子さまが主なターゲット。お子さまにより喜んでもらうため、子ども料金を大きく見直した」と説明した。
新しい年間パスポートは3種類。閑散期(年間約160日)にレゴランド・ジャパンのみ入場できる「スターター」、お盆やゴールデンウイークなどを除く営業日(年間約280日)にレゴランド・ジャパンと水族館「シーライフ名古屋」に入場できる「スタンダード」、全ての営業日にレゴランド・ジャパンと水族館、東京と大阪の「レゴランド・ディスカバリー・センター」などに入場できる「プレミアム」がある。
価格はスターターで子ども6500円、大人9900円、スタンダードで子ども1万700円、大人1万6400円、プレミアムで子ども1万6900円、大人2万1900円。従来の年間パスポートは子ども1万3300円、大人1万7300円だった。
レゴランド・ジャパンは年内は無休で営業する。7月19日〜9月2日のキャンペーン期間中は、年間パスポートを割引して販売する。これまで「料金が高い」という声が多かったが、時期を選べばこれまでよりもかなり安く利用できることになる。子どもが来場しやすい夏休み前に料金を改定し、来場者数の増加を目指す。
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