名古屋市に開業する屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」の経済効果(2017年度)は968億円――中部圏社会経済研究所が試算した。
レゴランド・ジャパンは4月1日にオープン。レゴブロックを約1050万個使って名古屋城などを再現した「ミニランド」やアトラクションが売りだ。1日入園券が子ども5300円、大人6900円という価格も話題になっている。
同研究所によると、入園料や、飲食費、交通費、宿泊費などの直接効果が659億円。そこから派生する経済効果(関連企業の雇用者の所得増による消費の増加など)が309億円。合わせると愛知県内だけで895億円、全国で968億円に上る計算だ。
就業者も2017年度中に1195人増加し、税収は愛知県内で109億円、愛知県を除く全国でも14億円増加すると見ている。
また、開業から5年間の入園者数の伸び率が東京ディズニーランドのように年平均4.8%増になると仮定した場合、2021年度の経済効果は全国で1121億円になると試算している。
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